CVDダイヤモンド
(多結晶/単結晶)
メーカー紹介
Hebei Plasma Diamond Technology は1992年の研究開発の開始から数えて30年以上に亘り高品質な多結晶CVDダイヤモンドの開発生産に特化してきた会社です。
多くの製品が、経験と実績に基づいた独自の直流アークプラズマ(DC Arc)CVD法にて生産されています。
ドレッサー用、線引ダイス用、切削工具用、放熱材料(ヒートシンク)用、光学レンズ用、レーザーウィンドウ用、オーディオ用と多岐に渡っております。
ヒートシンク用途 CVDダイヤモンド
Hebei Plasma Diamond社のCVDダイヤモンドは、パワー半導体やマイクロ波ダイオード、レーザーダイオードなどのパワーデバイスの放熱材料として広く採用されております。
■性能と特徴
・標準サイズ
研磨面直径:最大直径65mm
成長後厚み:0.3mm ~ 1.5mm
研磨後厚み:0.2mm ~ 1.0mm
ビッカース硬度 | 8,000 – 10,000kg/m㎡ |
密度 | 3.51g/c㎡ |
ヤング率 | 1,000 – 1,100GPa |
熱伝導率 | 1,200W/m・K, 1,500W/m・K, 1,800W/m・K |
化学安定性 | すべての酸/アルカリに不溶 |
破断強度 | 500MPa |
熱膨張係数 | 1.0±0.1ppm/K(300K) 4.4±0.1ppm/K(100K) |
ポアソン比 | 0.1 |
平行度 | < 4μm/cm |
厚み公差 | ±50μm |
成長面仕上げ | Ra < 100nm |
核生成仕上げ | Ra < 30nm |
長さ × 幅 | < 25mm, × 25mm |
標準厚み | 300μm |
ドレッサー用途 CVDダイヤモンド
ドレッサー向けのCVDダイヤモンドは直方型をしており、アルミナ、カーボランダム、CBN研削ホイールのドレッシングに適しております。
■性能と特徴
・標準グレード
一般的なダイヤモンドドレッサー工具向けのグレードとなっております。
・高品質グレード
耐摩耗性に優れており、天然ダイヤモンドやHPHT(高圧高温)法による合成ダイヤの代替としてご使用いただけるグレードとなっております。
ビッカース硬度 | 8,000kg/m㎡ | 10,000kg/m㎡ |
密度 | 3.51g/c㎥ | 3.51g/c㎥ |
ヤング率 | 1,000GPa | 1,100GPa |
熱伝導率 | 1,000W/m・K | 1,500W/m・K |
化学安定性 | すべての酸/アルカリに不溶 | |
破断強度 | 350MPa | 550MPa |
熱安定性 | 800℃ | 800℃ |
摩耗比 | 200,000 | 400,000 |
切削工具用途 CVDダイヤモンド
切削工具向けCVDダイヤモンドは、非鉄金属、セラミックス、高シリコン含有アルミニウム合金、グラファイトなどの加工困難な材料の切削に適しております。
■性能と特徴
・耐摩耗性に非常に優れており、また加工熱も低く 抑えられるため、工具の寿命を長く保つことが可能です。
・バインダーを含まないため、加工時の被加工材や冷却水等との化学反応の心配はございません。
ビッカース硬度 | 8,000 – 10,000kg/m㎡ |
密度 | 3.51g/c㎥ |
ヤング率 | 1,000 – 1,100GPa |
熱伝導率 | > 1,000W/m・K |
化学安定性 | すべての酸/アルカリに不溶 |
破断強度 | > 500MPa |
熱安定性 | 800℃ |
摩耗比 | > 300,000 |
光学窓用途 CVDダイヤモンド
CVDダイヤモンドは高い熱伝導性、硬度を持ち、また広範囲の波長帯を透過します。
高出力赤外窓やマイクロ波窓などの過酷な環境に耐えうる特性を有しております。