ユミコア社は、ダイヤモンド工具業界向けのあらゆる種類のバインダーを製造・提供してきました。(コバルト、NEXT®、Keen®他、多様な金属粉)
高品質な幅広い製品群で名高く、ダイヤモンド工具用の金属粉末を各種揃えるため、及び顧客のニーズにより応えるために、幅広い添加剤を供給しています。
コバルト、NEXT®、Keen®のpremixed (プレミクス)粉末は上記の金属粉末を使用して製造されています。その他にレニウム粉末、リン化鉄も取り扱っており、このような幅広い添加剤をラインナップすることで、ダイヤモンド工具業界を始め、幅広い業界に対してグローバルソリューションを提供しています。
高品質なタングステンをベースとしたタングステン粉末を製造し、ダイヤモンド工具に最も適したラインナップで提供しています。非常に狭い粒度分布は、分散性を良くする事を可能としています。タングステン粉末を加えることで、ダイヤモンド保持力を向上させることが可能です。
グレード |
AW2110 |
AW2118 |
AW2123 |
AW2130 |
AW3110 |
AW3105 |
粒径(µm) |
1.3-1.7 |
2.1-2.9 |
4.0-5.0 |
5.4-6.6 |
8.0-9.0 |
10.5-13.5 |
CW粉末を加えることで、工具の硬度と耐摩耗力を向上させることが可能です。
グレード |
CW5000 |
CW5400 |
CW5522 |
CW5622 |
CW5722 |
粒径(µm) |
0.8-1.0 |
2.2-2.8 |
2.6-3.4 |
3.1-3.9 |
4.5-5.5 |
CWF粉末を加えることで、優れた硬度と耐摩耗力を提供致します。
↓特性 グレード→ |
CF1118 |
CF1122 |
CF1126 |
CF1129 |
CF1133 |
CF1136 |
粒径(μm) |
250-450 |
150-250 |
106-150 |
75-106 |
38-75 |
<45 |
メッシュ |
40-60 |
60-100 |
100-140 |
140-200 |
200-400 |
400 |
カルボニル鉄は細かく、かつ狭い粒度分布を持つため、ボンドにおける均一分散が可能です。
グレード |
鉄(%) |
炭素(%) |
窒素(%) |
酸素(%) |
FE2010 |
>99.5 |
<0.10 |
<0.02 |
<0.30 |
ユミコア社のニッケル粉末は高密度化しやすく、標準的なニッケル粉末よりも良好な焼結能力を提供致します。
↓成分 グレード→ | NI2500 |
粒径(µm) | 2.0-2.8 |
ニッケル(%) | >99.7 |
見かけ密度(g/㎤) | 0.50-0.65 |
ブロンズ粉末は快削性を向上させ、軟質材料の切断用ボンドに適しています。
専用工場でアトマイズにされたブロンズ粉末は、一貫した高い純度と、粒度分布を保証致します。
グレード |
含有量(%) |
見かけ密度(g/㎤) |
粒径カット(μm) |
アトマイズブロンズ粉末(イレギュラー形状) |
|||
BR2299 |
Cu60-Sn40 |
2.5-3.2 |
<32 |
BR2302 |
Cu80-Sn20 |
2.3-3.0 |
<45 |
BR2305 |
Cu80-Sn20 |
2.6-3.4 |
<32 |
BR2314 |
Cu85-Sn15 |
2.6-3.4 |
<32 |
BR2328 |
Cu90-Sn10 |
2.9-3.5 |
<45 |
BR2331 |
Cu90-Sn10 |
2.9-3.5 |
<32 |
BR4043 |
Cu85-Sn15 |
2.6-3.2 |
<45 |
アトマイズブロンズ粉末(球状) |
|||
BR1351 |
Cu89-Sn10.7-P0.3 |
4.4 |
<45 |
アトマイズブロンズ粉BR2314のSEM写真
アトマイズブロンズ粉BR1351のSEM写真
銅粉末は快削性を向上させ、軟質材料の切断用ボンドに適しています。
グレード |
酸素(%) |
見かけ密度(g/㎤) |
粒径カット(μm) |
CU1182 |
<0.25 |
0.9-1.1 |
<45 |
CU1197 |
<0.15 |
1.4-1.6 |
<63 |
CU1225 |
<0.15 |
2.0-2.3 |
<63 |
CU1232 |
<0.20 |
1.8-2.2 |
<63 |
CU5650 |
<0.12 |
1.75-1.95 |
<63 |
CU5761 |
<0.17 |
1.2-1.35 |
<63 |
CU1182のSEM写真
錫粉末は添加剤としてそのまま使用するか、または細かい銅粉末とプレミクスし、カスタマイズブロンズの構成物として使用されます。
グレード |
含有量(%) |
見かけ密度(g/㎤) |
粒径カット(μm) |
SN2381 |
Sn > 99.85 |
3.2-3.8 |
<45 |
融点がタングステンに次いで高く,高真空電子管の材料・耐熱合金に使用されます。
↓成分 グレード→ |
RE1103 |
粒径(µm) |
3.0-5.0 |
レニウム(%) |
99.95 |
酸素(%) |
<0.35 |
冶金の中の合金の添加剤、脱酸剤として使用されます。
一般の鉄鋼製品の中でリンは有害な成分ですが、幾つかの特殊製品の中でリン添加は鋼の一部性能を改善する事ができます。
主な用途は、自動車のシリンダ・スリーブおよび大型鋳造に用いられ、機械部品の耐腐蝕性と耐摩擦性を増加します。
↓特性 グレード→ |
FEP10 |
|
理論密度(g/㎤) |
7.52 |
|
スコット密度(g/㎤) |
1.8 |
|
タップ密度(g/㎤) |
3.2 |
|
酸素(%) |
0.6 |
|
リン(%) |
10 |
|
粒度分布 |
d10(µm) |
3.0 |
d50(µm) |
6.0 |
|
d90(µm) |
12.0 |